武州の実戦剣法の秘技と極意 蘇る新撰組の剣
著者:平上信行
頁数:212P
判型:B5判
蘇る
新選組の剣
かつて、幕末の日本を震撼させた新撰組の剣・天然理心流。本書では、元祖直筆秘伝書を始め、現存する秘伝書・秘資料群から、歴史、思想、教伝体系を読み解き、かつて失われた武術技法と型の復元の成果を公開する。有名でありながらも、謎に包まれた古典剣術・天然理心流、その真の姿がここに!
CONTENTS
序章 天然理心流との出逢い
第一章 天然理心流歴史概論
1 元祖から四代目迄
2 実戦剣法天然理心流の世界
3 明治以降の伝承
4 天然理心流再興への道
5 天然理心流形解説秘書の世界
第二章 天然理心流古典形復元
1 復元準備
2 道具類
3 天然理心流剣術形復元の実際
4 天然理心流『切紙』表木刀[基本にして極意の太刀]
5 天然理心流「陰撓」
6 『切紙』口傳
7 天然理心流『切紙』柄鞘傳
第三章 天然理心流奥義編
1 天然理心流源流の秘密
2 形解説秘書「○△」の秘密
3 太木刀の秘密
4 『鳶飛戻天』の秘密
5 天然理心流究極秘法『指南免許』の謎
著者:平上 信行(ひらかみ のぶゆき)〈日本武術史研究家〉
神戸出身。東京新宿にて和科学々学会を主宰し江戸期科学技術史研究をなす一方、古流武術保存会を組織し、古傳武術の研究・保存、及び秘伝書類資料の収集、翻刻、解読研究事業を推進している。また武術小説作家でもあり、論文、著書は数多い。武術研究所『秘傳古流柔術技法』『古流柔術戦闘理論』『極意相伝一巻・二巻』『対談 古神道と古流武術』『対談 発勁の秘伝と極意』『対談 秘伝剣術・極意刀術』などのほか、和時計研究所として『江戸時計文献目録』『江戸時計調査録──福島編』などがある。また武術小説としては『武術祕傳小説第一集・第二集』『大武藝者』『神免武蔵守義経』があり、歴史ミステリー研究書として『御伽噺の秘密』がある。