関展秀宗家
戦場の技術を土台とする総合古武道
指導・監修:関展秀
収録時間:53分
門弟7千人を誇った江戸時代の一大流派
甲冑兵法を色濃く残す古武道
天正・慶長年間の武芸者・淺山一傳齋重晨(しげあき)を流祖とする【淺山一傳流兵法】。
江戸時代には一大流派となり、門弟7千人を誇りました。
その特徴は、甲冑兵法(介者剣術)を色濃く残し
戦地に由来する構え・足運び、鎧を着た相手を想定した技が基礎となっていること。
また、明治期の警察が採用したことでも著名な流派で
現在は、剣・棒・杖・居合・鎌・体術など、様々な武技が伝承されています。
本DVDでは、それらの実践的な術理を第二十二世・関展秀(のぶひで)宗家が丁寧に解説。
・武器の形状を最大に利用した…【擦り・巻き】
・防御と攻撃を同時に行う…【二寸五分の影】
・相手との心理戦に踏み込んだ…【戦いの心得】
など、観ただけでは不明な古武道の意味・理由を明快に説明してくれます。
さらに、関宗家は古武道だけではなく
全日本居合道大会・全日本杖道大会ともに優勝複数回、剣道五段という確かな実力者。
ですから術理だけではなく、各種技術も説得力ある表現となっているので
武術を学び・探求する全ての稽古者の方にとって、多いに参考となる内容となっています。
CONTENTS
■流派の説明
【成立の概要】【技法の特徴】【継承の状況】
■剣術の基本解説
【柄の握り方】
【剣の合わせ方】
【切り込みという動き】
【切り込みの意図するところ】
■刀の反りを利用する
【基本技法①…擦り】
【基本技法②…巻き】
【型・筋違(すじかい)…演武】
【型・筋違(すじかい)…解説】
■足捌き・体捌き
【入身止】
【二寸五分の影】
【八寸(小太刀)】
■杖術の解説
【一つ目】【二つ目】【三つ目】【四つ目】
■口伝・戦いにおける心得
【謳う謳わせる】
【鍔の心得】
【介者剣術と素肌剣術】
■居合術
【抜刀の仕方】
【一つ目】【二つ目】【三つ目】
■宗家演武
【剣術】【鎌術①】【鎌術②】
指導監修◎関展秀 せき のぶひで 淺山一傳流兵法第二十二世宗家
'72年生まれ。幼少より剣道、居合道を学ぶ。平成十六年('04年)、淺山一傳流兵法第二十二世宗家となる。全日本剣道連盟・居合道教士八段、杖道錬士七段、剣道五段。日本古武道振興会会員。日本古武道協会準会員。全日本居合道大会・全日本杖道大会ともに優勝複数回。併伝無比流居合術十五代師範、夢想神伝居合林崎重信流詰合師範。
指導協力◎塚田佳壱 協力◎淺山一傳会(黒澤慧大)