古武道・柔剣雷心会 永野勝師範
第1巻 緩みと柔らかさ
指導・監修:永野勝
収録時間:71分
緩み、軸、情報戦――。
柔らかさが産む、真の速さとは
古武道の型を先人が残した単なる手順として真似るのではなく、侍と呼ばれた先人が「やろうとしていたこと」を研究・稽古する柔剣雷心会。
本DVDでは代表である永野勝師範が、緩みと軸から生まれる武道の「柔らかさ」と「崩し」、そして「速さ」を、体術、剣術等の型を通して、全二巻で解説・指導していく。
第一巻では、受けの取り方、関節と軸の意識、姿勢、足運びで動きを作った後、肩、中心線を主題とした活きた型稽古を学んでいきます。
CONTENTS
1:稽古とは―共同で作業する
◉受けの重要性
武術は情報戦である:素直な反応、伝わる圧/伝わらない圧
ダメな受けとは:部分脱力、反対側の傾き
自然な受けとは:強張らず軸を意識する、中心を守る
◉技が掛かっている状態とは
設定条件の注意 肩の死に体 体の中心抑え
2:稽古の基礎—稽古に入るための身体操作
◉柔らかさ:緩みと軸
膝の緩み:足の入替
肘の緩み:合掌揚、木刀での基本素振
柔かな受け身:前受け身、後受け身
◉半身と直線:廻らない世界
身剣一致:半身の入替
足の運び:歩法、転換
3:技へのアプローチ(1)—肩への詰めと抜き
◉肩の詰め
柔術:一教 剣術:小太刀・受車
◉肩の抜き
柔術:手解返 剣術:巻太刀
◉詰めと抜き
座技:小手返 剣術:小手返
4:技へのアプローチ(2)—半身と中心線の攻防
◉半身の入替
柔術:一教 剣術:小太刀・変魔刀
◉中心の抑え
柔術:手解返 剣術:二刀・両角
◉半身と中心線
座技:小手返・撞木
立技:中段突小手返
指導・監修 ◎ 永野勝(古武道・柔剣雷心会代表)
昭和43年生。23歳のとき松聲館(甲野善紀師範主宰)に入会、その後、実兄である永野順一が主宰する「風心会」に参加。平成12年からは独自に武道の研究会を始め、平成17年に柔剣雷心会を設立。以来、古武道の指導・研鑽に努めている。
指導協力 ◎ 相良江美、新井俊、喜納辰洋