激戦の時代
どちらが強かった?知られざる異種格闘技史
著者:池本淳一
判型:四六判
頁数:248頁
アントニオ猪木 vs モハメド・アリ戦より遥か前、
明治・大正期に“最強”を求めるロマンは幕を開けていた!
かつて日本で、数々の異種格闘技試合が行われていたことを知る人は少ない。
日本人柔道家と外国人ボクサーが繰り広げた熱い戦いが、今蘇る!
当時の新聞・文献から紐解く、血湧き肉躍るドキュメンタリー!
貴重な写真も多数掲載!
異なる格闘技を身につけた者たちが闘う、総合格闘技の原点─「柔拳興行」。
時を経て、今再びクローズアップ!
CONTENTS
第一章◎ペリー水兵対江戸力士
―異文化交流としての異種格闘技戦
第二章◎流浪のボクサーからの挑戦状
―ビジネスから見た柔拳試合
第三章◎決戦!横浜柔拳
―決闘としての柔拳試合
第四章◎E・スミスの柔拳巡業
―競技としての柔拳試合
第五章◎嘉納健治の柔拳興行〈前半戦〉
―大正ニュー・スポーツとしての柔拳試合
第六章◎嘉納健治の柔拳興行〈後半戦〉
―ブームに翻弄される柔拳試合
第七章◎「華やかなりし頃」過ぎて
―ニセモノ、八百長、そして「時代遅れ」の柔拳試合
特別編◎沖縄空手対ボクシング
―本部朝基の柔拳興行飛入戦
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著者 ◎ 池本 淳一(Junichi Ikemoto)
松山大学人文学部社会学科・准教授。博士(人間科学、大阪大学)。専門は歴史社会学・比較社会学(中国/台湾)・地域社会学・武道史等。中国社会科学院(客員研究員)、大連外国語学院・蘭州理工大学(外国人招聘教師)、早稲田大学スポーツ科学学術院(助手・助教)を経て、2016年度より現職。 社会学・歴史学の視点から、東アジア武術の比較研究やスポーツ・武道を通じたまちづくり・観光を研究。現在は24式太極拳と中国の武器術を修行中。