沖縄剛柔流空手、中国武術、大東流合気柔術の
三源一流でたどり着いた、身体の最終原理
著者:西田幸夫
判型:四六判
頁数:216頁
70代で最も強くなれる!
“柔の術理”を含む究極の空手
あらゆる武道、スポーツ、身体活動に通じる、力まないチカラ「勁力(けいりょく)」の使い方とは。
「柔よく剛を制す」東洋身体文化の真髄を知る!
極真空手、草創期の猛者にして、他武術も究め続けた唯一無二の武術家、西田幸夫師範がオリンピック採用に沸く、「空手」の知られざる深奥を紹介!!
CONTENTS
●第1章 生涯向上できる究極の空手
試合を超えた千変万化の技法/見えないものを
見る、言語を超えた思考領域へ/柔化による勁の
伝達システム/護身養生、性命双修の武道へ/
剛柔相生の空手原理
●第2章 力から勁へ
どの武術も剛から柔へ変化する/力と勁の違いを
知る/勁力の出し方/生物的進化が残した「力み」/
屈筋使用から伸筋使用の動きへ/「力み」やすい
日本民族/寸勁の秘密を解く/増幅する勁力の
メカニズム/修心養生の武術身法
●第3章 統一体で勁力を生む「三戦(サンチン)」
インナーマッスルで全身を統一する/三戦で身体を
統一する/末梢の使い方で体幹が強くなる/
非日常動作への質的転換/有形の型が生む、
無形のエネルギーを知る/股の折り込みで上半身と
下半身をつなぐ/四足歩行から解く、外三合の秘密/
【実技】三戦を使う!
●第4章 小が大を制す「転掌」
沖縄剛柔流の「円殺法」/三戦で作った勁力を
転掌で使う/明勁、暗勁、化勁を段階的に学ぶ/
「型」は技化する/攻めながら引く、武道の円運動/
森羅万象の途切れない動きが円運動/太極拳は
螺旋状の円運動/合気上げ、合気下げの円運動/
力まない腕の回転運動のコツ/自然を技法化した
転掌で空手の原理を知る/【実技】転掌を使う!
●第5章 「伸筋連動」は武術動作の原理
中国武術と日本武術に通底する動きの原理/
大東流一本取りは腕を伸ばしてかける/踵~背中~
腕と伝わる太極拳の伸筋連動/三戦は螺旋の動きで
纏絲勁を生む/八歩連は独特な拳の握りで伸筋を
使う/柔化することが伸筋主体の身法へのカギ/
スポーツでも伸筋連動で力を出していた/伝統的
鍛錬で養う伸筋連動/掌形で全身の伸筋をつなぐ/
年齢を重ねて練り上げる武道の身法
●第6章 三源一流(剛柔流、中国武術、大東流)
各流派の秘伝と原理/円運動で勁力が浸透する
合気パンチ/螺旋の動きは筋肉の自然な動き/
背骨を一枚の板バネにする/各武術の呼吸による
力の生み出し方/重力を借りた強力な技の作用/
最大の力の出し方は各武術に共通する原理
●第7章 「気」に行き着く武術極意
気の実体とは何か/気の流れと練り方/心、意、
気の一致で勁を生む「内三合」/発勁は誰でも
できる?/自我が薄れた「一心」から「無心」に至る/
相手の動きを事前に察知する/自我が消え、相手と
共鳴する
●第8章 丹田呼吸と東アジアの身体文化
東アジア独自の身体文化/丹田呼吸で生命の
底力を上げる/「上虚下実」の身体を作る呼吸/
自律神経を整え、ストレスをコントロールする/
40代からは、身体を整え気力を増すための稽古を/
統一体は病からも身を護る/生物の脳はどのように
できたか/リトルブレインからビッグブレインへフィード
バックする/直感を生む丹田を意識化/大自然との
一致を感じる東洋の叡智/「悟性智」による宇宙への
意識拡大/世界に誇る東洋的身体の叡智
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著者 ◎ 西田幸夫(Nishida Yukio)
極真空手七段、大東流合気柔術師範五段、琉球古武術師範五段、沖縄剛柔流範士九段。極真空手創始者・大山倍達総裁の亡き後、極真会館の日本代表及び世界代表を務める。1999年、極真空手清武会を発足。パワー重視だった稽古・技術体系に中国武術・大東流合気柔術・沖縄空手を取り入れ、生涯にわたって追求できる空手を確立。著書に『空手!極意化への道』(BABジャパン)、指導・監修DVDに『空手、その本質の獲得(第1巻、第2巻)』(BABジャパン)がある。
https://www.seibukai.net