書籍 黒田鉄山 最後の極意

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神速のサムライ
誰もが欲しかった、達人になるためのあるはずのない“コツ”

著者:黒田鉄山
判型:四六判
頁数:240頁
発売日:2024年9月24日


巨星逝く!
問答形式で明確に浮かび上がる、教われなかった極意!

全身体ジャンル必見! 武術的身体とは!?
達人の領域への手がかりを示す、不世出達人の至言!!
『月刊秘伝』誌に執筆していた最後の連載「鉄山に訊け」より書籍化第二弾!

亡くなるその時まで進化を続けていた黒田鉄山師と、それをリアルタイムに綴っていた連載記事。
そこに遺された言葉には、遺された者たちが耳を傾けなければならない“極意”が秘められています。

「気配を察知する」とは?
「浮身」とはどんな状態?
達人が本当に伝えたかった最終極意!


CONTENTS

●第1章 “柔らかさ”とは?
 1 身体が柔軟でなければ柔らかい動きは不可能ですか?
 2 女性特有の柔らかさは武術にどのような影響がありますか?
 3 柔術の柔らかさは突きや蹴りと関連性はありますか?
 4 「柔らかい稽古」を意識されたのはいつ頃からですか?
 5 “柔らかい膝”“速い膝”とは? また“柔らかい肘”もありますか?

●第2章 “意識”の妙
 1 左の意識や左右の違いなどを稽古で感じますか?
 2 「まったく力を使わない」では動けません。意識を変えればできますか?
 3 一人稽古や対人稽古における意識の焦点はどこに?
 4 型稽古に飽きてしまいます。モチベーションを高めるには?
 5 “気”に対してどのようにお考えですか?
 6 相手が来る前に気配でわかるとはどのような感覚? また 練習法は?
 7 武術の修行によって予知能力は身につけられますか?
 8 正中線のあるなしを見分ける基準のようなものはありますか?

●第3章 “進化”の過程と“進化”の果て
 1 お弟子さんの上達を量る上で何を気にしますか?
 2 「十年二十年稽古せずとも腕は落ちない」とお考えですか?
 3 「過去のご自身は見るのもいや」と仰っていたのはどのような点ですか?
 4 加齢とともに動きのにぶさ、身体の衰えを感じることはありませんか?
 5 黒田先生のお歳でいまだに速くなられている、のはなぜ可能なのですか?
 6 特に一番難しいと仰っていた居合における最近の上達は?

●第4章 刀の深奥
 1 日本刀に対してどのような拘り、想いをお持ちですか?
 2 黒田先生が使われている御刀は古いものですか? 重さは?
 3 竹刀や木刀の切っ先を強く働かせるにはどうすればよいですか?
 4 正しい刃筋とはどのようなものですか?
 5 黒田先生がお持ちの貞吉作の二口それぞれの目貫、鐔は?

●第5章 身体の神秘
 1 「等速度運動」の時、呼吸はどのように?
 2 筋トレをされているそうですが、お弟子さんにもお勧めを?
 3 足の裏はどのようになっていますか?
 4 若い頃の稽古では疲れや筋肉痛などは人一倍だったのですか?
 5 膝、腰に負担をかけず、無足や浮身などを楽しみ学ぶことはできますか?

●第6章 指導、伝承の秘訣
 1 お父様からはどのような教えを受けたのでしょうか?
 2 黒田先生の考える厳しさとはいかなるものでしょうか?
 3 泰治先生ご指導の「古い先輩」の稽古と現在の振武舘の稽古に違いは?
 4 海外のお弟子さんに「力の絶対的否定」をどのように指導していますか?
 5 難しく上達しづらいことの指導についてどのようにお考えですか?

●第7章 極意の在処
 1 一対多について教えや口伝。極意などはありますか?
 2 「浮身」というのはどのような状態や形をさすのですか?
 3 「手の内を締めて打て」とはどのようにしたらよいのですか?
 4 極意への道程をお教えいただけますか?
 5 無足の法について、現在の黒田先生はどのような感じを持っていますか?
 6 抜き足、差し足、無足の法を個人で稽古するにはどうすればよいですか?
 7 「居合は速ければよい訳でない」とは言え黒田先生の居合は速いですが…


黒田鉄山(くろだ てつざん)
1950年埼玉県生まれ。祖父泰治鉄心斎、父繁樹に就き、家伝の武術を学ぶ。民弥流居合術、駒川改心流剣術、四心多久間流柔術、椿木小天狗流棒術、誠玉小栗流殺活術の五流の宗家。現振武舘黒田道場において、弟子と共に武術本来の動きを追求してきた。2024年3月逝去。


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