演武者:伊藤信夫
収録時間:20分
日本武道館監修、日本古武道協会後援
古武術の技法研究・資料として最適!!
島津藩弓術師範の13代宗家は槍脇の射法を参考にして集団にて矢を射る方法を考案し、これを腰矢と名付けた。腰矢は射手の前方に敵陣と見立てた的を並べ、射手は交互に矢を射ながら前進していゆく。彼らの後方にいる指揮者が適切な指示を出す。これは弓隊の集団戦闘の形式そのままである。弓隊を前後2段に分け前弓が矢を射る間に後弓が箙(えびら)から矢を抜き弓につがえる。次に後弓は矢を放ち終わった隣り合う前弓の前に出て射る。こうして前弓、後弓を交互に同じ動作を繰り返しつつひた押しに前進して行くのである。敵陣近くなると弓隊は手は敵の矢を避けるために伏せて素早く矢をつがえる様にする。敵の眼前に至るまで射続け、最後に槍隊と交代する。
収録内容
総大将
伊藤信夫
陣形