動きが消える。途中が消える。「見える動き」を見る
本来あるべき姿としての稽古、その積み重ねが多ければ多いほど、信じがたいような技も可能となる。大きく使い、大きく動くことによって、最短、最速、最大、最小という相反する条件すべてを一度に満たす「型」の深奥がここにある。
至高の術理を備えた古伝武術の型。決して居付かない自由かつ神速な技。その究極の術技を身に着けたとき、一人の武芸者の身体は、ただそこに立っているだけで、まるで国宝弥勒菩薩像の魅惑的姿にさえ写る。まさに芸術的調和を持つ「術」を求めぬいて得た身体であり、いわば「超自然体」ともいえる姿である。
指導・出演:黒田鉄山
収録時間:46分
主な内容
四心多久間流柔術「腰之剣」之極意編
前回の復習と補足注意 「受身」「月元之巻」
「腰之剣」「浮身」と「無足の法」
実技指導、練習、注意