著者:佐藤貴生
頁数:208P
判型:A5判
太極拳をはじめとする中国武術・内家拳は、他武術のように競技スポーツ化されることがなかった。そのために、もはや健康法としてのみ行われているのが現状である。 そこで著者は、本来の超合理的実戦武術としての内家拳を求めて試行を繰り返し、甦らせようとした。しかし、研究が一つの結実を迎えるその時、世を去った——。 著者が身をもって行った打撃力測定実験や自由攻防試合開発をはじめ、武術観や内家拳の展望についても語られる。この熱い記録は後進への道標となるとともに、あらゆる武術実践者の心を打つに違いない!
主な内容
◆第1章
失われた実戦内家拳の再創造を!
◆第2章
最強の技とは? 純粋内家拳の攻撃と防御
◆第3章
「一人歩き」する波動の謎
◆第4章
内家拳の試合実験
◆第5章
内家拳に未来を求めて
◆付録
「拳刀一致」 中国武術の試斬り記録