著者:平 直行
判型:四六判
貢数:236頁
いつも格闘技界の一歩先を走ってきた著者が、自然に流れ着いた武術と東洋的身体観の世界。そこで気づいた格闘技との相違とは? 感性の赴くままに書き綴られたエッセイに数々のキーワードがちりばめられる。引き込まれるように読めて不思議と心に残る、次代の身体感覚のエッセンスが詰まった一冊。
CONTENTS
第1章 学ぶということ
自分で考えるクセ/言葉の奥にあるもの/道場で見られない師匠の姿/技の外側と内側/日本文化と武術/西洋と東洋の身体操作
第2章 楽、楽しい、極楽
楽(ラク)は良いこと/感覚を変えていく/ただ面白いことをやる/その他
第3章 頑張る、欲張る、威張る
教わったことの裏にあるもの/良い頑張りって難しい/身体の動く範囲について/練習仲間との関係/コントロールした練習/微妙なサジ加減を学ぶ
第4章 気持ち良く味わって
気持ち良い感覚を味わう日々/操体法との出会い/太気拳との出会い/その他
第5章 面白き流れの途中で
武術のスタイル/身体の内側の動き/相手の手を制する/その他
第6章 師曰く
我以外皆我師/生き方を間違わない/賢い野次馬になれ/折れずに枯れる生き方/無意識へ働きかける知恵/違いを認める/その他
第7章 身体のスイッチ
目に見えない身体のスイッチ/スイッチを感じた不思議な試合/良いスイッチの押し方/武術にはスイッチを入れるコツがある
第8章 身体の使い方
地球上で運動すること/足の親指、手の小指/人間の基本の動きは、たったの8つ/身体の青信号と赤信号/60点で良い/般若"身"経/日常の身体の使い方/身体を一つに繋げる運動
第9章 不思議でなぜか当たり前
始まりは極真空手/プロレスラーを夢見て/アマチュア格闘家へ転身?/プロ格闘技の時代をリード/武術の鍛錬と養生/身体の知恵をおすそ分け
第10章 武術と格闘技
戦いで身体の"何か"が磨り減る/武術の鍛錬は"何か"を取り戻す/スポーツ界にもいる達人/みんなが強くなる知恵
第11章 宝島
科学ではできないこと/全部繋がっている/身体が教えてくれる/楽しい方向に楽しさが広がってる/根本は同じ「活」と「殺」