著者:岩城象水
判型:A5判
頁数:168頁
力では届かぬ壁を超す、唯一の方法。
“やわら”=「相手の力に逆らわず、力でないもので相手を制す」
この術理を純粋に追究した結果、柔道でも柔術でも合気道でもない、新たな武術と理法が誕生した!
目には見えずとも、確かにこの世の現象を司っているものがある。
“剛”なるものに“柔”が負けない理由も、確かにある。
見えない威力“玄”を手に入れた瞬間、人間は決して負けなくなる。
玄【ゲン】とは…
老子が説いた万象の根源
赤みがかった黒
見えずとも確かに存在する理法
CONTENTS
第1章 やわらとは?
1 剛強柔弱
2 力が足りないのではない 力自体に限界がある
3 力の徹底的な排除
4 発明と発見
5 私の体を動かしたもの
第2章 “玄”の存在 〜見えなくとも確かに存在するもの
1 ダーク・マター(暗黒物質)と“玄”
2 物理法則
3 “気”とは?
4 力ではないものが技となった瞬間…
5 “玄”の性質
第3章 象(かたど)る
1 水の変化性
2 形と“象り”の違い
3 “象り”の技法イメージ
4 象りと“スポーツ”と“舞い”
5 象る技法と稽古法
6 柔六法
第4章 反作用
1 常に発生している“見えざる力”
2 身体構造的“反作用”
3 反作用を活用できる身体
4 身体の使い方
5 手でなく肘を使う!
第5章 波心
1 “力”でなく“共振”
2 二羽桁
第6章 点・線・面
1 接点の変化
2 実際の技法における使い分け
3 接点を増やす
第7章 足捌き
1 歩法の大事
2 二之歩
3 二之巡
4 二之進
5 二之開
第8章 掴みに対する技法
第9章 打撃に対する技法
第10章 “やわら”の普遍性 〜武術の行き着くところ
1 “やわら”は原理
2 “最強”などない!?
3 “円”
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