著者:倉部誠
判型:B5判
頁数:232頁
国際的に通用する大学入学資格が取得可能!
でもとっつきやすい、不思議な数学!
“知らないから絶対解けない”でなく、“どんな問題が出ても考えて解ける力”を!
広範にわたる単元の基礎をもれなく理解!苦手が苦手でなくなる!
実生活にも繋がる“使える数学”!
数学が苦手だった、でも今こそ「数学の本当の意味が知りたい」社会人に!
海外の高校で国際バカロレア課程を履修している学生に!
海外の大学を目指す学生に!(国際的大学入学資格)
国内の大学を目指す学生に!(国内国公立大学、私立大学入試における「国際バカロレア枠」拡大中)
「国際バカロレア」導入を控えた教育機関・教員に!
CONTENTS
グループ1
わずかの手間でマスターできる基本事項
→早めにマスターした方が勝ち!
1-1 グラフで考える関数
1-1-1 関数と逆関数
1-1-2 関数の対称性
1-1-3 高次関数のグラフ
1-1-4 漸近線,絶対値を持つ関数
1-1-5 グラフで解く不等式
1-1-6 対数関数 何でこんなものがあるの?
1-2 数列
1-2-1 等差数列
1-2-2 階層等差数列
1-2-3 等比数列
1-2-4 それ以外の数列
1-3 順列
1-4 組み合わせ
○数学こぼれ話 組み合わせ,確率を活用する恋愛必勝法
1-5 2項定理
1-6 確率と期待値 なぜ宝くじは儲かるの?
1-6-1 確率
1-6-2 期待値
1-7 数学的帰納法
1-7-1 基本的な問題
1-7-2 応用問題
1-8 行列式
1-8-1 行列式の基本計算
1-8-2 さまざまな行列式
1-8-3 行列式を使った基本応用計算
1-8-4 行列式を使った座標変換
1-9 繰り返し演算
1-10 角度の異なる表記法
○数学こぼれ話 ラジアンの起源
グループ2
理解するのに結構手間が掛かる項目
→その上,3ヶ月もやらないでいると忘れてしまう所!
2-1 複素数
2-1-1 実際にない数,虚数
2-1-2 複素数平面と極座標表示
2-1-3 ド・モアブルの定理
2-2 ベクトル
2-2-1 ベクトルの足し算・引き算
2-2-2 ベクトルの掛け算
2-2-3 線と面のベクトル表示
2-2-4 ベクトルで解く面と線,面と面との関係
2-3 統計 IB数学では本当はこれだけで一冊の本になる範囲です。
2-3-1 平均値,中間値,四分位(Quotail)
2-3-2 分散,標準偏差
2-3-3 ガウス分布,確率計算
グループ3
高校数学の御三家
→たくさんの手間隙を掛けてやっとマスター!
加えて,ちょっとでもやらないとすぐに忘れてできなくなるやっかいな単元
3-1 三角関数
3-1-1 三角関数事始め,サイン,コサイン,タンジェント
3-1-2 基本7つのステップ,これさえ分かれば怖くない!
3-1-3 基本公式:三角関数攻略の鍵
3-1-4 三角(関数)方程式の解き方
3-1-5 逆三角関数
3-2 微分
3-2-1 微分の第一公式
3-2-2 微分の第二公式
3-2-3 さまざまな微分公式
3-2-4 置き換え微分
3-2-5 いきなり微分
3-2-6 逆三角関数の微分
3-2-7 微分方程式の解き方
3-2-8 関数のグラフ表示
3-2-9 微分の応用問題
○数学こぼれ話 微積分で解説する恋愛の男女差
3-3 積分
3-3-1 台形公式
3-3-2 積分の一般公式
3-3-3 三角関数の基本積分
3-3-4 パターン認識で求める積分計算
3-3-5 定積分 面積や体積を求める積分です
3-3-6 積分の応用問題
○数学こぼれ話
秘儀“真剣白刃取り”への科学的考察 果たして“真剣白刃取り”は可能や否や?
倉部 誠(くらべ まこと)
1950年千葉県柏市(当時は千葉県東葛飾郡土村)で生まれる。1984年、東京理科大学大学院博士課程在学中に奨学金を得て,ポーランド国立科学アカデミー基礎工学研究所(IPPT PAN)で弾性学の研究を続けるために初めて外国、ポーランドへ渡る。そこで体調を崩し不意の入院生活をした病院で、彼の地の人たちから言葉に尽くせないほどの暖かい親切を受け、ポーランドが生涯で忘れられない国となる。
病気を治して帰国してから3年後に、当時その病院で勤めていた看護婦さんと結婚。その後博士課程を中退して三菱自動車工業へ入社、エンジンの開発に従事。さらに日本ビクター(JVC)へ移籍してビデオの開発に携わる。
その後生涯の夢であった「欧州で暮らす」ことを実現するために技術者を辞め、海外へ行ける生産部へ移籍。それでも希望が叶えられず、平成元年に8年間勤めたJVCを辞めてオランダへ渡る。 技術を離れてから生産管理、物流購買を経験してオランダで会社経営に携わったが、JVCを辞めてオランダへ渡って以降は会社運がなく、海外生活16年間で2度転社を余儀なくされ、その都度一から這い上がって経営者に戻ることを繰り返した。定年前の最後の10年間は経営者時代に学んだ財務会計の知識を活かして経理、財務として日本企業の現地法人に勤め、2015年にオランダで65歳の定年を迎えた。以降は帰国して日本で暮らし、大好きなポーランドと日本の間を行ったり来たりする生活を送っている。
妻と入院時にお世話になった病院の先生の2家族3代をモデルにして,ポーランド人の苦闘の歴史を描いた『ワルシャワ物語』の出版をライフワークとして取り組みながら、伝統武芸「合気柔術逆手道」を世界中に普及させるべく尽力中。
〈主な著作〉
1)『図説モード解析入門』大河出版 1988年刊行
2)『よく分かる振動モード解析入門』日刊工業新聞社 1989年刊行
3)『物語オランダ人』文芸春秋社 2001年刊行
4)『できる合気術』BABジャパン 2012年刊行
5)『三戦のなぜ』翻訳出版 BABジャパン 2012年刊行