著者:吉田始史
判型:四六判
頁数:184頁
武道で伝承される方法で、
人体の可能性を最大限に引き出す!
姿勢の意識によって体幹を強くする武道で伝承される方法を紹介。
姿勢の意識によって得られる体幹は、加齢で衰えない武道の達人の力を発揮します。
野球、陸上、テニス、ゴルフ、水泳、空手、相撲、ダンス等すべてのスポーツに応用でき、健康な身体を維持するためにも役立ちます。
CONTENTS
●Part 1 運動基礎理論の考え方
1.姿勢とは
姿勢には、すでに力が宿っている/正しい姿勢と悪い姿勢
2.運動とは
筋肉と骨格の共演/関節可動域が変化すると、強度が
変化する/2種類の身体の使い方
●Part 2 一瞬で強い体幹をつくる身体のコツ
1.背骨-第1の軸
背骨の操作が体幹の強化の正道/背骨の弯曲と
抵抗力/背骨の弯曲と健康、安定感の関係/安定感の
違いを実験してみよう/背筋を伸ばすトレーニング/
屈筋民族の日本人と伸筋民族の欧米人/なぜ、背筋を
伸ばすのか?/背骨の弯曲を制御する方法とは?
2.「仙骨の締め」-骨盤と背骨のキーストーン
神秘の骨「仙骨」/仙骨の角度と骨盤の動き/「仙骨を
締める」トレーニング/「仙骨の締め」で腹筋を鍛える/
「仙骨の締め」が腹圧を高める/「仙骨の締め」と腰の可動域/
「仙骨の締め」と重さの変化/武道の達人は仙骨を使う/
「仙骨の締め」でインナーマッスルを活性化
3.股関節──下肢と骨盤を繋ぐもの
股関節は、人間の二足歩行の立役者/「仙骨の締め」で
お尻の筋肉が強くなる/「仙骨の締め」で歩行に大切な
臀筋を衰えさせない/「仙骨の締め」は腸腰筋も活性化する/
腸腰筋で骨盤を立てる/骨盤の傾きを支える「ハムストリング」/
歩行を支え、O脚を防ぐ「内転筋」
4.首-「首の後ろ固定」
「アゴを引く」の正体とは?/「首の後ろ固定」で首の
可動域の変化する/「首の後ろ固定」をすると上半身に軸が
できる/「首の後ろ固定」が首と肩の骨格を整える/首の
位置で、呼吸に使われる筋肉が変わる/「首の後ろ固定」で
胸椎のカーブを制御する/上半身軸が活かせる種目の例
5.肩関節と肩胛骨──腕を支える土台
肩胛骨は、腕の自由度を支える/「肩胛骨を外に開く」とは/
「肩胛骨を外に開く」ポイント/「肩胛骨を外に開く」の応用例
「肩胛骨を外に開くこと」と静的な姿勢
6.「腰力(ようりょく)」──体幹をつくる本当の「腰の力」
「腰力」とは何か/「腰力」を生み出すもの/
「腰力」のトレーニング
●Part 3 体幹を強化する呼吸法
1.呼吸の種類と呼吸筋
呼吸に秘められた可能性/呼吸には体幹の筋肉が
動員されている/胸式呼吸と腹式呼吸の比較/
呼吸から生理的メカニズムに働きかけられるのはなぜか?/
気合と声出しの効用
2.逆腹式呼吸
逆腹式呼吸の方法と仕組み/逆腹式呼吸と肛門の締めと
骨盤底筋群/逆腹式呼吸と運動/達人は呼吸と重心を
巧みに利用する/重心の移動には血流が関係している
●Part 4 体幹の力を有効に使う身体のコツ
1.体幹で座る
理想の座り姿勢を赤ちゃんに学ぶ/体幹を使った理想の座り方
2.体幹で立つ
背骨の機能を使い切る/重心の位置その1-つま先
重心と踵重心/重心の位置その2-親趾重心と小趾重心/
下腿、足首、足裏の構造を知ろう/親趾歩きで土踏まずを強化
3.体幹で歩く
靴の踵で、普段の身体の使い方が分かる/長拇趾屈筋と踵で歩く
4.体幹で走る
優れた長距離ランナーの体幹/競技の性質による使い分け
5.速く重い踏み込みをつくる下半身の使い方
強い体幹が1歩目を決める/膝関節は「船の舵」/膝の
方向と重心移動の方向/踵による後ろ足の蹴り込みは
鋭い/後ろ脚の蹴り込みには、仙骨の締めと後ろ脚の
内絞りをする/重心移動を有効に使うための原則-股関節
を後ろにさげない/「股関節をさげない」の原則の応用
6.身体の向きを変える、回転する
つま先が重心の移動を導く/回転でも、股関節を後ろへさげない
7.体幹の力を逃がさない腕の使い方
「腕を内に絞る」と、肩関節が強くなる/前腕を回内させる
「肘の絞り」/「肘の絞り」と指の意識で手首の可動域が
変わる/「小指の締め」に関する補足/「脇を締める」とは
何か?/腕を正面に強く伸ばす/「肩から人差し指のライン」と
手首の角度/腕を振る動作の原則/腕の可動域の使い分け
の例/「小指の締め」のトレーニング/「肘の絞り」、「腕の
内絞り」のトレーニング/手首、肘、肩の調和のトレーニング1/
手首、肘、肩の調和のトレーニング2
こちらの商品は電子書籍も販売しております。
こちらをクリックすると購入可能な電子書店をご紹介します
※電子書籍は当サイトとは別の電子書店にてお取り扱いとなります。