著者:赤羽根龍夫
判型:A5判
頁数:176頁
上体と下体を繋ぐ仙骨。
古武術の「仙骨操法」で、全身が連動し始める!
あらゆる運動の正解はひとつ。
それは「全身を繋げて使う」こと。
古武術がひたすら追究してきたのは、人類本来の理想状態である“繋がった身体”を取り戻すことだった!
スポーツ、格闘技、ダンス、あらゆる運動を向上させる“全身を繋げて”使うコツ、“古武術ボディ”を手に入れろ!
誰でもできる「仙骨体操」ほか、古武術をもとにしたエクササイズ多数収録!
CONTENTS
序章 すべては“全身を繋げる”ことから
1 失われた運動システムと“腰”
2 サムライは名ピッチャー!?
第1章 日本人の身体操作
1 狩猟民族と農耕民族
2 日本武術の方法論
3 背骨と仙骨―動物と運動
4 何をやるにも“全身運動”
第2章 古流剣術の身体操作
1 古流武術の効用
2 基本的な太刀操作
3 威力を増すには?
第3章 最高の姿勢を作る ―全身を繋ぐために(1)
1 宮本武蔵『兵道鏡』
2 “空より釣り下げられたる”姿勢
3 背骨で立つ
4 気付かないほど大きな違い
5 真直ぐに振る
練習1 真直ぐに振る
練習2 真直ぐに立つ
練習3 腰から動く
練習4 腰でついていく
6 背骨と健康
7 運動としての姿勢
練習5 正座
練習6 椅子に座る
8 仙骨と呼吸
練習7 腹式呼吸と骨盤底呼吸
練習8 気合
第4章 動かなければ繋がらない! ―全身を繋ぐために(2)肩甲骨・仙腸関節の可動性
1 「肩を両へひらきて胸ださず」―肩甲骨
練習1 肩甲骨を意識して動かす
練習2 腕を伸ばす
練習3 袈裟斬り
2 仙骨体操―仙腸関節の可動性を高める
練習4 仙腸関節が動く感覚をつかむ
練習5 仙骨体操
3 踵すり足ウォーキング―大腰筋の稼働
練習6 踵すり足ウォーキング
column 現代日本人の歩き方
第5章 いかに力を生み出すか? ―全身を繋ぐために(3)仙骨を中心とした連結操作
1 秘技「くねり打ち」
2 エマす―股関節の外旋
練習1 “股関節を繋げる”感覚をつかんでみよう!
練習2 「くねり打ち」でエマす操作に挑戦してみよう!
column 古流武術は不親切?
3 「つま先を軽ろくして少し両へひらきて懸かるなり」
練習3 つま先を軽く、少し開いて歩く
4 「膝を少し折りて踵を強く踏み」
練習4 踵を踏み、帆かけ舟が走るように歩く
5 瞬時の移動、瞬時の変化
練習5 何があっても上体の安定を保つ歩き
練習6 歩き居合
6 「腹をいだし、尻をいださず」―腹と丹田
練習7 “帯のくつろがざる”腹遣い
7 「腰を据えて」―腰と仙骨
練習8 “ほとんど動かない”中で威力を出す
8 柳生十兵衛「ケツ(尻)を張る、ケツをすぼめる」
練習9 仙骨だけを自力で動かす
練習10 骨盤底を鍛える
第6章 身体が目指すべき究極の“合理”とは? ―古流武術の本質
1 何にでも応用がきく“合理”
2 勝利の方程式
3 サムライのスピード
4 最高速、最大出力は最小の動きで実現する!
5 極意は身体である
第7章 “大きく速い”と“小さく強い”の実現 ―すべての動きが目指す、究極なる目的
1 求めるものは同じ?
2 “繋がっている”ことの意味
3 “最速”の動き
4 “最強”の動き
5 “美しい”動き
6 武術操法と健康
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