編集:「月刊秘伝」編集部
判型:四六判
頁数:196頁
発売日:2024年5月24日
伝統が磨き抜いた身体感覚で
異次元の「動き」ができる!
古来より武術では何よりも整った姿勢を重視し、体軸を使いこなすことで、達人的な能力を生み出してきた。
スポーツ、ダンス等はもちろん、快適な日常生活を送るための極意を伝授する。
・クイック体軸調整法 イス軸法(西山創)
・「 軸」を使いこなすコツ(日野晃)
…etc.、「体軸」の作り方と使い方
・秀徹 一撃必殺を生む身体(藤原将志)
・和の伝統“ ナンバ” の姿勢(ウィリアム・リード)
…etc.、「姿勢」が生む驚異のチカラ
武術界で大注目の達人・名人が多数登場!!
一般的な運動理論を超越する武術的アプローチを公開!!
CONTENTS
●第1部 「体軸」の養成と活用
・PART1 天と地をつなぐ“第三の脚”
河野 智聖 やまと武芸・心道
理想の身体は野性的な身体/良い姿勢の利点
立つことで得たもの
日本人の智恵の中にある体軸を立てる方法
・PART2 クイック体軸調整法 イス軸法
西山 創 「イス軸法」開発者
イス軸法の開発
“今”のコンディションに合った体軸に調整される
不安定だからこそ安定する/イス軸法の大いなる可能性
・PART3 イス軸法で“中心に合った”状態を作り出す
西山 創 「イス軸法」開発者
体軸を人に伝える方法として開発された「イス軸法」
「体幹」と「体軸」の違い/体軸が形成されることの意味
「イス軸法」のやり方
体軸が“合う”ことでアップする身体能力
・PART4 「体軸」は“できる”
高橋 佳三 びわこ成蹊スポーツ大学教授
「体軸」は目的にあった動きの“結果”できるもの
スポーツバイオメカニクスの分野に進む/甲野善紀師との出会い
目的にあった動きができる体をつくるために必要なこと
・PART5 体軸筋と軸意識
高橋 龍三 体軸コンディショニングスクール校長
競技者からボディーワーカーとして教える立場に
高岡英夫師の理論を背景に前提となる筋肉に働きかける
分散加算=体軸の通っている状態/スイッチを押すことで体軸筋を促通させる
「崩し」に強くなるワーク・腰痛を改善させるワーク
・PART6 「軸」を使いこなすコツ
日野 晃 日野武道研究所
「軸」という概念
「軸」が役に立つ場合と邪魔になる場合
●第2部 「姿勢」が生む驚異のチカラ
・PART1 ナチュラルな体とニュートラルな心
中村 尚人 理学療法士・ヨガインストラクター
体も心も「真っ直ぐ」であること
「超健康」も「超姿勢」も無く、「普通」がある
“ゼロの状態”は瞑想の前提条件
努力するのではなく「自分を観察する目」を持つ/スポーツと武道
・PART2 鍵は後ろ足の膝にあり
安藤 毎夫 合気道龍 代表
塩田剛三師範からの最後の指導でかけられた言葉
「臂力の養成」が求める重心移動とは?/後ろ足の膝の働き
相手に力を流すとともに相手を引きつける
日常生活の中でも養われる合気道の姿勢
・PART3 秀徹 “伸ばして”使う!
一撃必殺を生む身体
藤原 将志 秀徹
身体の可能性/秀徹のアプローチ/身体構造の欠陥
呼吸からの発見/「伸びる」ことの意味
「伸びる」ことの難しさ/「伸びる」基本
秀徹鍛錬のポイント/秀徹の基本
・PART4 イメージする力が生み出す“柔軟な強さ”
広沢 成山 豊和会道場長
カタチを真似ることの意味
姿勢における大事な部分は「見えない」部分にある
安定した姿勢とは不安定な状態を上手に維持し続けること
柔軟な姿勢で「姿勢」を学ぶ
・PART5 日本古来の“勢い”の“姿”
ウィリアム・リード 山梨学院大学教授 ナンバ術協会特別師範 書道十段・合氣道八段
姿勢とは文字通り「勢いの姿」/姿勢が整えば呼吸も深くなる
ナンバは身体と対話する思想/いわゆる「良い姿勢」は良くない
正しい姿勢をつくる方法/姿勢とメンタルの深い関係
「打てば響く」心身を獲得する