著者:加藤久弦
判型:四六判
頁数:192頁
発売日:2024年10月25日
筋肉を使わずに
強さ・速さ・精確さを
実現するトレーニング
疲れない! ブレない! 全身が繋がる!
達人が使っていたのは“靭帯”だった!
すべての関節を繋いでいる靭帯の活用が、全身運動を実現する!
矢作直樹氏(『人は死なない』著者 医学博士)前面協力!
「すごい動きは筋肉じゃない! 靭帯です!!」
「筋肉」と違って、力や動きを作る器官とは認識されていない「靭帯」が、実は達人の動きを作るカギだった!
あらゆる関節に存在する「靭帯」の全発動によって、全身を繋げ、特別な運動を生み出すメソッドを紹介します。
CONTENTS
●第1章 靭帯発動で運動が変わる!
1 不思議なパワー
2 筋力は要らなかった?
3 靭帯で運動!?
4 自分の中の確信靭やか
5 達人がやっている事
●第2章 靭帯とは?
1 すべての関節は靭帯が繋ぐ
2 靭帯への認識が大事!
3 不安定の中の“倒れまい”とする反応
4 靭帯を運動に活かす原理
5 頭でなく身体から動く
6 靭帯は運動向上の大きなカギを握っている
●第3章 達人の動き
1 武術のスゴさ。達人のトンでもなさ
2 達人になるまでの年数
3 最速は筋力からは生まれない
4 筋力を使わず上げる
●第4章 靭トレとは何か?
1 誰でもできる!
2 負ける動き
3 軸が片側にあるのが良い動き
4 支点は一つ!
5 不安定の利用
6 筋力は出来る限り使わない
7 無意識領域からの発動
8 靭帯発動の利点
●第5章 靭トレ基礎編 ~基本的な動き
1 自分が動く
2 縮めつつ伸ばす
3 重心移動と軸形成
4 動くのではなく〝動くのを許す〟
5 筋力を使わない
6 筋力を使わない移動
7 股関節を動かす
8 胸を抜く
9 胸抜きと股関節との連動
10 四股
●第6章 靭トレ応用編 ~全身運動を作る
1 壁つきスクワット
2 輪ゴムスクワット
3 輪ゴム合気上げ
4 輪ゴム引っ張り
5 マジックを持つ効果
6 マジック合気上げ
7 背中のどこが伸ばされているか?
8 首と肩の間を繋げる
9 おしり歩き(足底を圧する)
10 足の甲を柔らかくする
11 床の押し方と力の方向
12 背骨を床に押し付ける
13 仙腸関節を動かす(上体と下体の結節点)
14 肩と骨盤のリンク
15 横寝から肘押し
16 くるぶし上を押す
17 骨盤と脊椎の連動
18 頭を肩に近づける
19 肩甲骨~胸椎~脊椎全体を動かす
20 足先から動く(足指じゃんけん)
21 支点を作って動く
22 重心移動で起き上がる
23 不安定状態における手からの連動
●第7章 靭トレは日本人本来の動きを取り戻す! 矢作直樹氏インタビュー
1 優れた身体の使い方
2 スポーツのやりすぎはダメ!?
3 大正以前なら〝当たり前〟の身体使い
4 スゴイ人たちの身体使い
5 腱や靭帯の性質
6 靭帯発動は難しい!?
加藤久弦(かとう ひさのり)
靭トレ協会 師範。
1961年生まれ。幼少より柔道、空手などの修練を経て、プロのキックボクサーとなって試合を経験。その後、自衛隊へ入隊し、同時期、テコンドーをも修める。1986年、第6回全日本テコンドー選手権大会組手競技部門優勝。1989年、士道館第7回大会にて当時“最強の侵略者”と呼ばれた白蓮会館の南豪広選手の関東デビュー戦で対戦。また、ムエタイ史上最高の天才と言われるサーマート・パヤクァルン選手と、氏の主演映画へ出演するため、満員のタイ、オムノイスタジアムで日本人として初めてほぼ試合形式のスパーリングを行う。1994年、ミス・ワールドのボディガードをする一方、ほぼ同時期に南インド・ケララ州知事護衛部隊に指導。2002年、第1回全日本テコンドー選手権大会型部門優勝。その後、カナダにおけるシステマ修行をはじめ、大東流合気柔術、合気道など、様々な武術を学ぶ。その中から、靭帯を主眼とする「靭トレ」を考案。2012年には靭トレ協会を設立し現在へ至る(2014年「靭トレ」の商標登録取得)。