カラダの常識を変える、20のレクチャー
著者:池上六朗
判型:四六判
頁数:332頁
「治ったならいいじゃないか」で満足する
治療家なら「こんな本」は書かない。
「三軸自在の会」主宰・池上六朗氏の名著、ついに復刊。
航海士として物理学・数学・天文学を実践してきた著者が、その見識をカラダに向けたレクチャー集。
さまざまな科学法則を参照し、カラダにとっての真の「自然」を次々と導き出していきます。
単なるカラダの「治し方」の説明にとどまらない、カラダそのものの見方を変えるこの航海。
自然との調和、ココロとカラダの調和が、「三軸自在」によって果たされる!
CONTENTS
科学的な「野性の人」──内田樹(神戸女学院大学教授)
●オープニングレクチャー● カラダ・ボンヴォヤージ
●レクチャー1● コンセプト
自然や社会の歪みが表に現れた
コンセプトの意味するところ
カラダをプロセスとして捉える
コトとモノがシンクロナイズ
考え方、感じ方を共有
自分の思考回路を大胆に変えてみる
コンセプトを上手に受け入れるには
●レクチャー2● ポジション
自分のポジションを知る
曖昧さをもったハタラキ
コト・モノの本性
自然に自分をコーディネイト
野原で迷った時に、そこの位置を知るには
洋上での位置確認
●レクチャー3● 三軸自在
三軸の自由を許された物体
見る・視る・観る
三軸修正法がめざすコト
●レクチャー4● 引き合う力
自然は平衡状態を求める
モノとモノとが互いに引き合う力
地球の裏側に行って立ってみたい
夜空の星ぼしにも引き合う力が
カラダは天空の星ぼしのように
潮汐現象はなぜ起きる?
起潮力とは何か
●レクチャー5● エントロピー
伊勢湾の船上で台風に遭う
地球の水循環
エントロピー増大の法則
●レクチャー6● 粒 子
カラダ観を見直す
カラダは粒子のカタマリ
水中のモノに働く浮力
重力と浮力の均衡
●レクチャー7● 重 力
ハカルというコト
質量と重量、重力
カラダの重心
慣性力
ニュートン・ポテンシャル場
●レクチャー8● カラダの構造
「カラダ」という「モノ」
心理を求めてきた科学的態度
気圧の変化を感じるのはなぜ?
カラダの吊り下げ構造
地球の自然現象がカラダの中にも
カラダのまわりに働くニュートン・ポテンシャル場
●レクチャー9● コリオリ力
地球の公転による季節変化
公転と時間
地球の自転から生ずるコリオリ力
カラダに作用するコリオリ力
●レクチャー10● 方位と曲げやすさ
地表の二種類の回転運動
北を向くと前屈しやすくなる
なぜ、方位によって曲げやすさが変わるのか
ニュートン力学が成り立つための大前提
運動法則の意味するコト
地軸の傾きと季節変化
著者 ◎ 池上六朗
1936年松本市生まれ。富山商船高等学校専攻科(航海科)、中部柔整専門学院、姿勢保健均整専門学校卒業。現在「三軸自在の会」を主宰。著書に『三軸修正法』『三軸修正法の原理』(BABジャパン刊)などがある。