“常識”を捨てた瞬間に到達できる神速の剣術
著者:黒田鉄山
判型:四六判
頁数:228頁
“運動神経に恵まれなかった男”が、
なぜ“神速”に至れたのか?
「最大最小理論」:最大限に身体を駆使する事により最小限の動きが生まれる。これすなわち、最速。
「等速度運動理論」:よどみなく等速度で動くという事は動いていないのと同義。だから、見えない。
「無足の法」:地を蹴らない。自分の足を否定する事により、力では到達し得ない速度を得る。
今なお進化し続ける「孤高の達人」が綴る古流剣術に秘められた身体改造理論。
今だから語れる“最高到達点”からの言葉!
三部作第二巻 いよいよ剣術編!
武術理論があなたの“動き”を別次元に導く!
CONTENTS
第一章 私の剣術
▼流祖 ▼駒川改心流剣術 ▼素振りー最大最小理論
▼素振り礼式 ▼私の剣術
第二章 剣術における無足の法
▼半身 ▼半身という難しさ ▼入身
▼半身、沈身そして浮身 ▼体捌き ▼身体の捻じれ
▼素振り三年 ▼講習会 ▼甘い稽古 ▼遅速不二
▼太刀術礼式
第三章 涎賺
▼斬猫 ▼涎賺ーその極意性(一)
▼涎賺ーその極意性(二)
▼涎賺ーその極意性(三)
▼涎賺ーその極意性(四) ▼心体 ▼先
▼受の魔の太刀 ▼引き斬り
第四章 目附
▼八相の構え ▼剣術に見る柔術的要素
▼見える次元、見えない次元 ▼目附 ▼抄い斬り
第五章 足切
▼足切 ▼滅私没我―素直なよい子―
▼剣術における浮身 ▼身体の術技的普遍化
▼点の間 ▼術と道
第六章 実手
▼上位の腰 ▼受け流し ▼鈎 ▼正郡の実手
第七章 実手の操法
▼持ち方 ▼構え ▼不動剣の構え
▼切っ先返しの構え ▼陰剣の構え
▼胸刀の構え ▼操法
第八章 実手型
▼型稽古の前に ▼実手術礼式 ▼肱落
▼肱留 ▼燕返
第九章 小太刀
▼小太刀術礼式 ▼小太刀一本目 ▼飛んで跳ばず
▼陰剣からの変化 ▼砂巻(肱車)
第十章 薙刀
▼祖父の薙刀 ▼家伝の薙刀―その操法―
▼素振り ▼薙刀術礼式 ▼陰之薙
▼薙刀も速いもの ▼飛違、そして勝色
第十一章 両刀居合詰
▼二刀のこと ▼特徴 ▼両刀の頃
▼祖父の両刀 ▼柄払 ▼三方 ▼太刀色
第十二章 奥三ツ太刀
▼術を知る ▼型を知る ▼飛変
▼日月 ▼総括として
黒田鉄山(くろだ てつざん)
振武舘黒田道場館長。1950年埼玉県生まれ。祖父泰治鉄心斎につき、家伝の武術を学ぶ。民弥流居合術、駒川改心流剣術、四心多久間流柔術、椿木小天狗流棒術、誠玉小栗流殺活術の五流の宗家。現在も振武舘黒田道場において、弟子と共に武術本来の動きを追求し続けている。