まるで“詰将棋”!?
両手の連動で追い詰める沖縄空手
著者:佐藤哲治
判型:四六判
頁数:188頁
若さや体力を超える極意! !
「受け替えての崩し」「引き崩しての突き」「打ちからの投げ」…etc.
途切れずに繰り出す千変万化の技法。
年齢を重ねるほどに熟達する、空手の発祥地・沖縄に伝わる根本術理「夫婦手」を解説した初めての一冊!
CONTENTS
目次
●第1章 武術とミートゥディー
誰もが使うミートゥディーの技術
達人技、説明のつく部分とつかない部分
ルールの違うボクシング
「腕を伸ばして戻す」が一つの突きではない
●第2章 ミートゥディーの特長
ミートゥディーの技法
ミートゥディーの原則と変化の特長
【ミートゥディーの原則】左右の手が連動して敵を追い込む
【変化の特長①】敵に近い前の手が主となる その1(「引く」を省く)
【変化の特長①】敵に近い前の手が主となる その2(重心の移動)
【変化の特長②】同じ手が、受けと攻撃などさまざまに変化 その1(打ちから崩しへ)
【変化の特長②】同じ手が、受けと攻撃などさまざまに変化 その2(受けから突きへ)
【変化の特長③─1】一つの動きにいくつもの技を包含〈逆の軌道〉
【変化の特長③─2】一つの動きにいくつもの技を包含〈単一軌道A〉
【変化の特長③─3】一つの動きにいくつもの技を包含〈単一軌道B〉
【変化の特長③─4】一つの動きにいくつもの技を包含〈跳ね返りの軌道〉
●第3章 基本稽古に秘められたミートゥディー
いつもの基本稽古から解く
上段揚げ受け・中段外受け・下段受けとミートゥディー
中段内受けとミートゥディー
手刀受けとミートゥディー
棒術とミートゥディー
●第4章 ミートゥディーの自在な変化
ミートゥディーは固定されない
「夫婦手を型化」の例
中間動作における変化 ~スーパーリンペイが教えること~
〝ミートゥディー〟の構え
型における繊細な変化
接近戦での効果
カキエで学ぶミートゥディーの変化
●第5章 型「撃砕」で学ぶミートゥディー
ミートゥディーが凝縮した撃砕の型
① 左上段揚げ受け、右中段突き、左下段受け
② 右上段揚げ受け、左中段突き、右下段受け
③ 撃砕第1:左中段外受け、右中段外受け、撃砕第2:左中段掛け受け、右中段掛け受け
④ 左前蹴り、左肘揚げ打ち、左裏拳打ち、左下段受け、右逆突き
⑤ 右波返し・右手刀打ち
⑥ 撃砕第1:左中段外受け、撃砕第2:左中段掛け受け、右中段掛け受け、左中段掛け受け
⑦ 右前蹴り、右肘揚げ打ち、右裏拳打ち、右下段受け、左逆突き
⑧ 左波返し・左手刀打ち
⑨ 撃砕第1:双手突き、撃砕第2:回し受け
⑩ 撃砕第1:双手突き、撃砕第2:回し受け
●第6章 スポーツと武術をつなぐ架け橋
武術と武道の違いから考える
格闘競技を存分に経験しておく
誰も傷つけず、罪を犯させない
佐藤哲治 (さとう てつじ)
1971年生まれ。沖縄空手道拳法会静岡県支部・剛琉館館長。剛柔流拳法師範。本土の空手を学んだ後、沖縄古伝剛柔流空手拳法の久場良男師、新城孝弘師に師事。沖縄と地元の御殿場市を行き来しながら、自らの修練とともに、国内外を通じて指導にあたっている。著書に『沖縄空手の超接近技法』『沖縄古伝剛柔流拳法で解く! 空手の不思議』(BABジャパン)、指導・監修DVD に『那覇手剛柔流空手で解く!首里手・泊手のナイハンチ』(BABジャパン)など。
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